一昨日ふと、書店で目にとまった。「覚悟の経営」有村佳子。
この方、存じ上げている。無くなった義理の母の友人。婚約者を亡くし、またその後の結婚生活でも苦労し、その夫もなくし、しかし遙かな夢を追い続け、今も頑張っておられる。そのことが本になっていた。
ふと目にとまった私は、今まで一緒に「仕事」を皆と築きあげてきた「片腕」が、昨日急に「辞める」ことになった。
「逆境」である、「不幸」である。悲しむべき事であって、仕事的にも非常に辛い。
しかし、そのふと目にとまった本の中に、その人の人生を変えたのが「言葉」であるとかかれていた。その言葉は、有村さんが、精神的にもまた、物理的にも経営していたホテルが台風の被害に遭われ、萎えかけていた心に勇気を与えてくれたそうだ。
「禍を転じて福となせ、
おきることはすべて良きこと、
不幸、災難、病気が来たら、ようこそといえ。
今こそ飛躍のできるときだ」
この言葉で、気持ちを「切り替えられた」。と、
人生は「一瞬の夢」みたいなものですから、この一瞬一瞬に次の一瞬の「原因」を作ってしまっている。私たちは時にそれを忘れ、過去に囚われ、未来に不安する。
そして「原因結果」の世界ですから、この一瞬が次の一瞬を決める。時間は人生はこの連続でしかないのですから・・・・・・
私も、辛いけれども、そうは思わず、「この一瞬に何を思うかでこれから先の人生が決まる」ことを何度も、何度も心の中で念じて、善きことを思い、善きことをしていきたいと思います。
無くした片腕は素晴らしい「パイオニア」でした。でも、私の周りにはまだまだ沢山のパイオニアが居てくれます。だから、やはり、きっと「飛躍の時」を向かえたのだと思います。
くじけずに「覚悟の経営」で頑張ろう、