今日は事務所で、瓶などをあしらったイメージカットを撮影させて頂きました。そこで、、、、
瓶や光沢のある商材をお取り扱いで、商品自体にいろんなモノが映り込んでお困りの方は意外に多いのではないでしょうか。ご興味のある方、攻略方法を大公開しちゃいます!!ヒント満載!!(*^_^*)かも...
まずは場所の確保です。皆さん狭い事務所で撮影される場合が多いと思います。上の写真は私がいつも仕事をしている一角です。動かせるモノは出来るだけ外へ運び出しました・汗、
反対側から見たらこんな感じ。なるべく長い玉(望遠レンズ)を使いたいので「引き」(被写体とカメラの距離)が必要になります。その為に部屋に対して斜めにカメラを構えることにしました。
望遠レンズを選択する理由は、
モノの形、プロポーションがスッキリと見えるためと、狭い場所で撮影する場合背景の処理が楽になってくるからですね。まずは35mmフルフォーマットのカメラボディに、300mmの望遠レンズの組み合わせで撮影をしてみます。
なにせ狭いので先にカメラを覗いて撮影出来る範囲を確定してしまいます。商品を置く台(バックグラウンド)と三脚の上に乗ったカメラを固定して撮影範囲(フレーミング=構図)を決めてしまいます。
商品の後側にトレーシングペーパーを垂らします。このトレペは幅が2.2mあります。その向こう側から光を当てます。今回は朝のイメージを出したいので朝の太陽の位置を考えると「光の照射角度」は低めですね。
固定したカメラのファインダー=「四角の中」に写したい商品を「レイアウトするように」配置を考えて、置いていきます。撮影したい物にもよりますが、なるべくカメラを低くした方が格好良く写ると思います。絶対ではありませんので自分の目でよく確かめて下さいね。
トレペの後ろに1灯ストロボをセットします。今回はあまり「絞りたくない」=(ピント位置前後をボカしたい)ので、大光量高出力(高価)なストロボではなく、一眼レフカメラの上に付ける「クリップオン」のストロボを使用します。カメラから離しての使用になりますので、無線機を使います。シャッターを押したら無線で離れたところにあるストロボが発光する優れものです。PocketWizard という製品です。写真の機種は旧型です。現在は色々な機種が販売されています。
カメラにも取り付けます。これで「送信・受信」を行ってくれます(^_^)v
2灯使いますのでもう一台にも受信機を取り付けます。利点はメーカーや機種が異なってもストロボに接続さえ出来れば問題なく使用できるということです。線を繋ぐ必要もありませんしね☆☆☆
全体を公開できませんので写真は一部です。こんな感じに撮影出来ました。
こちらも一部です。こちらは100mmのマクロレンズでの撮影です。
最後に商品全体のカットです。再び300mmレンズの撮影なのでカメラの位置は扉の外です・汗。瓶や写り込みが激しい商材は「何を映り込ませれば綺麗に見えるか?」っていう逆転の発想力が必要になります。
↑反対側からみたらこんな感じのセッティングになりました。肉眼でボトルをよく観察して何が映っているかを確かめましょう。短い玉(広角レンズや標準レンズ)で撮影すると、撮影時の自分自身がボトルに映ってたりしますので要注意!!!
カメラ側からみたらこんな感じです。このカットは切り抜きでご使用になられるという事でしたので、白バックにして切り抜きやすいように商品と白バックの境目が明確になるように撮影をします。なんと左側に垂らしてある小さいトレペを吊っているスタンド、何だと思います? 秘技!!ドラムセットのシンバルスタンドに、シンバルの代わりに木の棒を取り付けてその棒にトレペを挟んで吊しています。結構使えます。ブーム式のスタンドがお奨めです。
ちょっとした「こだわり」なのですが、このまま撮影しますとボトルのキャップの部分が下の写真の様に「てっぺん」が真っ白けになってしまいます。
これは白バックがキャップのてっぺんに映り込んで「真っ白」になっているんですね。これでもよいのですが、後ろから黒レフ(黒い紙を貼ったレフ板)をカメラの方から確認しながら入れて(下げて)いってもらいます。
こんな感じですね。微妙なので実際にカメラを覗く、またはライブビューで確認しながら黒レフの位置を決めて撮影をすると…
ハイ、この通り。一寸した事ですが、表情がつきましたね。この部分にブランドのマーク等デザインが有る場合は、尚更大事なテクニックでございます。いかがでしょうか。
今回撮影させて頂いたお写真の全貌はお目にかけられませんが、実際に世の中に発表されましたら改めてご紹介させて頂きたいと思います。売上が上がること「間違い無し!」(なハズ!!)是非ご期待下さい。
いかがでしたでしょうか。写り込みの激しい商材でお困りの方は是非お試し下さい。その上で更に「出張プライベートセミナー」を受講して頂ければ「ナルホド!目から鱗!!!」とボトル・瓶・光り物の撮影を徹底攻略して頂けると思います。是非ご検討下さい!!!
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