私は京都の洛南高校の出身で、あの弘法大使のみてら、東寺さんの学校へ通っていました。人間空海にも大変興味があり、1000年以上昔の実在の人物の名前が今に伝わっていることがとても不思議でタマリマセンでした。果たして私の名前を1000年以上後に知っている人が居るのだろうかと思うと・・・・・
ずいぶん前になりますが、新幹線の車中で、フェリシモさんの矢崎会長様と、一緒になったことがあります。その時に映像のことや、理趣経の事を話したのですが、矢崎会長から「空海の時代にビデオカメラが有ったら今どうなっていると思う?」と問いかけられました。
あの瞬間から、私の映像に対する考え方が、ガラッと音を立てて変わってしまいました。
今、私達でも簡単に映像を扱える時代が来ました。
これから先、映像で世界がどうのように変わっていくかは誰にも分かりませんが、空海の時代にビデオがあれば、きっと高野聖は使っていたことでしょう。そして密教・空海・東寺さんはきっと今とは全然違う事になっていたと思います。
さあ、これからの将来・将来世代は、映像をどのように善用していくのでしょうか。悪用も出来ますしね、映像の力は本当に凄いと思います。個人的には「恐い」くらいです。ね、