ブライダルでの写真撮影・映像撮影〜編集において「佇まい」という日本語がしっくりくるような気がしています。
佇まい(たたずまい)
「立っているようす。また、そこにあるもののありさま。そのもののかもし出す雰囲気。」
「身を置くところ。暮らし方。また、なりわい。」
そのような感じの「写真」「映像」「編集」が出来ればと思い続けてきました。最近自分でもちょっとは表現出来るようになってきたと思うのですが、嬉しいのは周りにいてくれる人達に伝染し始めていることです。
なんか、みんなの「絵」が変わってきたので、楽しみです。
さて、そんな「佇まい」ですが、昨日こんな経験をしました。
新郎様のお母様は既に他界されています。でもお母様の席は設けてあり「遺影」が置かれていました。歓談中皆さんが席を立たれお母さんの遺影だけがお席に・・・・
この後、遺影をもった親族の方が、お酌をして回っているお父様の元へ、そこで何が起こるか・・・・
人間が何を想い、どう行動するかは、注意深く、一生懸命「観察」をしていけば、自分も人間ですしある程度の予測は出来るようになると思います。
そして更に、そのお二人ならどう思い、どう行動する?という事も考えられる(妄想かも・笑)と思います。
お二人の人となり、ゲストの皆さんとの関係性など深い部分を事前に知ることが出来れば、撮影者の視野はドンドン拡がると思います。
「佇まい」から、更に人の心が予測できる撮影出来るカメラマンへ、「ブライダル」から「人」と写せるカメラマンへ。
そしてお二人やご家族、生まれ来る将来世代にとって「掛け替えのない」映像を撮影し、幸せになって頂けるようにあらゆる事に努力をしていきたいと思います。
この後お母さん(遺影)を囲んでの涙し、語らう光景が広がりました(^_^)v