7年前のメルマガ復刻 第5回 2003/12/15の発行クリスマス目前です〜
今読み返してみて、多少は進歩したと思いますが、「知行合一」にはなっていません。反省。
ご縁合って、デジカメセミナーの講師というお役を頂き、年間を通じ沢山の人に元気になって貰っているのは、この頃夢でしたが現実になっているようです。こんな私でも担ぎ出してくださる皆さんのお陰です。有り難うございます〜(^_^)v
『ビジネスにマーケティング☆を走らせよう!』(週刊☆ビジマ)
eビジネス,マーケティング,経営戦略を考えるためのヒント
http://www.mankai.biz/ 2003/12/15発行 No.081
☆彡
☆『営業写真館に かけがえのない固有価値を』第5回
「変革を行わなければ、存続は無い!」
老舗写真館経営 ヲバタ
こんにちは!ヲバタ@京都です。
さてさて、私チョットした新しい動きをすることになりました。社内ベンチャー?第二創業?なんてカッコイイものではありませんが、ど真剣に新しい営業写真館経営を考えていきたいと思っております。その辺りも早く成果を上げて、ご紹介したいと思います。
今回は「自転車屋さんの固有価値から何を学ぶか」でしたね。
▼私の見つけた素敵な自転車屋さん
さて、その自転車屋さんは大阪の松屋町にある「カタヤマサイクル」という、自転車屋さんです。ネットで検索して頂くとすぐに見つかると思いますので、ご興味の有る方は、是非一度覗いてみてください。
但し、サイトの方は、咲本さん一刀両断でしたので・・・笑
しかし、それがね、ネットでの販売でも、高額なトライアル専用の自転車&パーツが売れているのですから、これまたオドロキデス!ホントファンを掴んでられます。
▼まず仕事が好きかどうか・・・
経営者の顔が見えるということは大事だと思います。更に「オレは社長だ~!」なんで言っている経営者もまずダメ。まず外見から、笑顔が一番。
「笑いたくなくても、笑ってろ!」中村天風:真理だと思いますね。しかしこれがなかなか出来ない。
私は、とある経営者の勉強会で、「貴方は人の話を聞く時の態度が悪い、表情も良くない、経営者なら人前で演技が出来るくらいでないといけない」と一喝されたことがあります。
しかし、カタヤマ社長は本当に自転車の事が好きで、確か40を過ぎられてから創業されただけあって、すごく楽しく仕事をされています。端で見ているだけで気持ちがいいというモノ。
お客様もお店に群れる訳です。居心地がイイ(ついつい長居をしてしまいます)
だから、仕事が本当に好きで無ければいけませんね。もし、今している仕事が好きでもないのに、お金の為だけにしているのなら、その仕事を心底好きになるか、今すぐに辞めるべきです。
でないと、経営に必要な全ての原資を運んできてくれる、お客様に失礼というモノです。
仕事を天職と思い、使命感にあふれて働かないと、人の心に感動を与えることは有りませんね。前回もご紹介したように、このお店はプロショップとして敷居が決して高くないのです。
これも有る意味、人間力としての固有価値ではないかと思います。
▼卓越したワザと技術
そして、競技者として卓越したワザを持ったスタッフ。柏丸一慶という実践者が、お店に居ると言うことですね。お茶・お花なら、お師匠さん。写真なら「流石!」と人に言わせることの出来るカメラマン。「職人」でしょうかね。
人にはそう簡単に実践できないところに、固有価値を見ることができます。だって、自転車ごと人の背丈ぐらい飛び上がったり、自転車ごと3メーター位の高さから飛び降りたり、普通の人は出来ないでしょう!
しかし、飛んだり跳ねたりが直接お金には、なりそうに無いですね。でも、その彼が設計し、実践で使っている自転車が何気なく店先に置いてあったり、彼が自分の自転車をメンテナンスしてくれるとなると、これは他の自転車屋さんでは得られない満足ですよね。
更に彼の人間力、謙虚さと笑顔。この「笑顔」必須ですね。笑顔の下手なヲバタは毎日練習しています。(ホントですよ~!)
▼お店の強みがハッキリしている
以上のように、普通の自転車屋さん、普通のプロショップとはチョット違う「強み」というのが、ハッキリしてきました。無駄な広告宣伝費に頼ることなく、お店の強みがファンをガッチリ掴んでいるように思います。
▼教育・学習システム
さて、自転車を売っているだけなら、他の自転車屋さんもそれぞれの強みをアピールして、切磋琢磨されているわけですから、当たり前と言えば当たり前。
教育・学習システムの存在が、更にお客様の心を掴むようですね。
先程も書きましたが、カタヤマ社長や、柏丸選手が競技に使用している自転車が、店先に何気なく置いてあります。触っても大丈夫。試乗車もありますから、お店の前で乗ってもオッケー!
仕事が忙しくなかったら、親切に色々と教えてくださいます。またお客様のレベルも高いので、お客様が集まったら、店の前はチョットしたデモ会場に早変わり。
お客の立場としても、色々教えてもらって、頑張って練習をして出来るようになったら、報告に行きたくなる。そしてまた自転車談義や更なるワザの修得に繋がっていく。そして次は・・・・
▼お店主催&柏丸選手主催の練習会を開催している
お店の前はチョットした教育の場ですが、更に高次元な学習システムとして、定期的に練習会を開催されています。モチロン参加は無料。
また柏丸選手も個人的に練習会を開催しています。こちらも無料。皆さんホント好きなんですね。バイクトライアルが。
上手くならないと結構悔しいし、恥ずかしいモノ。素人にはなかなか難しいのですが、そこは先程から何度も書いていますが、人間力と申しましょうか、皆さんの謙虚さと笑顔が、ずぶの素人が段々育っていく原動力だと思います。
▼更に競技会までやってのける
そうなると次は「実践」ですね。教育・学習システムで勉強したら、次は発表会です。そう競技会です。それもお店主催の競技会。こちらは参加費が要るようで
すが、場所も本格的で表彰もしてもらえるとなると、頑張って練習して参加したくなりますよね。
更に、近畿大会や全日本大会、世界大会と柏丸選手が辿った軌跡が、私達に用意されているのですから、子供達には「夢」も与えているのではないでしょうか。
▼カタヤマサイクルは、バイクトライアルの固有価値を見事に活用!
さて、これらを私の写真業界にあてはめますと・・・・
今のところ、ただ撮ってお金をもらっているだけです。反省;
●仕事を好きになる。 はい!私は写真業大好きです。
●笑顔。 ただ今練習中!でもこれ身に付かないと気色悪いですよね。
●卓越したワザと技術。 一応有るつもりです。(自己申告)
●強みをハッキリさせているか。 不透明、反省。
●教育・学習システムが有るか。 お客さんに対しては有りません。
●練習会や実践の場を提供しているか。 全くなし。
そう、ここから新しい写真館経営のヒントが見えてきます。
■プロフィール
ヲバタ@京都:男43歳子年獅子座A型
異業種交流会デジホリック世話役